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君想う声とわたがし が連携して書く小説と、 各自の小説を載せていくブログ★
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待ってるね
その日は雨が降っていた。
僕は部屋の中でそれを眺めていた。
「王子、何処に居られるのです?」
廊下からメイドの声がする。
「ここだよ。ご飯はまだいいから、一人にしてくれないか?」
(早く、来ないかな)
彼女は帰ってくるといった。
僕はいつまでも待つよと答えた。
(大丈夫かな・・・)
この雨を見ると憂鬱になる。
おもむろにお守りを手にした。
彼女に貰ったお守り。
僕が渡した物を彼女はまだ持っていてくれているだろうか。
すると、突如お守りの紐が切れた。
ハッとする。
そして、察してしまった。
彼女は逝ってしまったのだと。
涙しか出てこない。
ドアが開きメイドが入ってきた。
「王子、そろそろご飯を・・・・どうしたのですか?!」
そのとき僕は泣きながら気を失っていた。
大丈夫、いつまでも待ってるね、と呟きながら。

                    by kimiomo




ふぅ、なんとかひと段落ですww
こっちもこっちでバットエンド、まぁ、前のやつと連動させてあるんですが・・・。
勘の鋭い人はわかるかもしれません。
これは万葉集に載っている大津王子と石川郎女の短歌を現代風にアレンジした物で、結局二人は会うことができないのですww
暗い話に長々と解説を、どうもすみませんww
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