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君想う声とわたがし が連携して書く小説と、 各自の小説を載せていくブログ★
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無題
「あぁ、あの町ですか。意外と近かったんですね」
「・・・そうだよ」
無愛想にそう答える。
影の話を聞かせてもらったことには感謝している。
でも、なにか納得がいかない。
その力が僕にもあったらすぐにでもあいつらを助けにいってやれるのに。
「ここまでくればもう大丈夫ですね。では、私はこれで」
“アリガトウ”と言えない自分が情けなく思えた。

その一日は文献で必死に影のことを調べた。
何故あるのか、とか、喰われたらどうなるのか、とか、あの力を手に入れるにはどうしたらいいのか、とか。
何時間かそうやって探しているうちに、ひとつの見出しが目に入った。

~~~影の壊し方~~~

「当たり、かな?」
詳細に目を通す。
『影とは光と対象の存在。光がなければ影はできず、影ができないのならば光は存在する価値もない。それは互いに共生しているとも言えよう。また、この原理を理解すれば、影から光を作り出すこともできなくはない。ただ、ひとつの儀式を行いさえすれば・・・・・・』
このとき、少年の頭の中には、これであいつらを救える。という思い以外は何もなかった。
「これだ!・・・早速準備をしなくちゃ!」
少年はへやから飛び出していった。

『追記。
この儀式をやり身を滅ぼした者も少なくないという。もし行うのならば、死んでもいいという覚悟と、普通の人間ではいられなくらるという恐怖に打ち勝つ勇気を持って行うことをお勧めする』

彼がこの本を開くことは二度となかった。
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