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君想う声とわたがし が連携して書く小説と、 各自の小説を載せていくブログ★
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《黄昏れ夢心地》


「……うそ。」

「嘘じゃねー。マジだマジ。」

「………。」

「ま、信じなくてもいーけどな。別に困らねーし。」

「……信じる。」

「ん?って、おわッ!?なんで泣いてんだよッ!………なんだ。無表情じゃねーじゃん。」

「泣いてない。驚いてるだけ。」

「………驚いてるって。」

「…きーみチャーンッ!どったの?ってなんで綿ちゃん泣いてんのッ!?……泣かした?泣かしたの?」

「……大丈夫。問題ない。」

「ぃゃぃゃぃゃ、問題大有りだよッ!こんな可愛い子を……君ちゃん。許すまじ。」

「なぁ、鵺野。」

「なんだ。」

「お前の気持ち、少し分かったかも。」

「……そうか。」

「こら、鵺ッ!極悪君ちゃんとこそこそするなッ!……さ、さては鵺めグルだなッ!?」

「……もぅ、大丈夫だから」

「優夜。綿雨もそう言ってるんだ。良いだろ。」

「そーだぞ櫟。……もういーじゃんか。」

「よーくーなーいーッ!よし、こうなったらクラス総動員だッ!覚えてろッ!極悪君ちゃんめッ!」

「ちょッ!待ッ!」

「…待て」

「…ッ!?…がはッ!ごほ、ごほッ!……ぬ、鵺さん?」

「なんだ。」

「首下を引っ張られて死にそうになったのですが。」

「知らん。自業自得だ」

「グッジョッ!鵺野ッ!……ふふふ、参ったか櫟。此方には最強鵺野が居るんだ。」

「…………ゴッ!」

「☆#@※!」

「喧嘩両成敗だ。」

「……あはははっ!君ちゃん馬……御免なさい鵺様。調子のりました。反省しますから片手を振り上げてこちらに向き直るのは辞めてください。」

「………帰ろ。」

「そうだな。ほら、綿雨さんが帰るって。」

「あぁ、そうしよう。」

「Here you go!!」

「優夜……無駄に発音上手いな。」

「……そうね。」

「へへーん。英語は得意なのさッ!」





「まったく………鵺野も櫟もタイミング悪いっての。……なんも話せなかったし聞けなかったじゃねーか。配慮しろよな、二人きりにするなら。」

「君ちゃーん。置いてくよー。」

「……っと、素が出てた。ぉーぅ、今行くよッ!」
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≪黄昏れ夢心地≫
「……嵌められた。櫟の奴鵺野とどっかいきやがって。……こっちは迎えまで待たなきゃいけねーのに」

「………」

「…ま。俺もこの方がやりやすいって言えばそうだけど。二人っきりってな」

「………」

「……アンタもなんか喋れよ」

「……何?」

「…やっと喋った。ってか、その無表情どうにかなんないの?……見てて怖いぞ」

「…貴方も今、そう」

「今じゃなくて、だよ。アンタいつもそんなじゃないか」

「……無理」

「無理って。なんでそんなかは知らないけど、そ…」

「ねぇ」

「な、何だよ」

「子供の頃に両親を殺された気持ち、わかる?」

「は?」

「わからないでしょ?父さんと母さんを殺されて、壊れるなってほうが…」

「ちょ、チョット待て!勝手に決めんな、気持ちがわからないなんて」

「…経験してないことはわからないことでしょう?」

「………ッタク、俺もだっての」
≪黄昏れ夢心地≫
「……眠いのか?」

「ま、ね。初日から休み時間中、学校案内だし授業は前のとこで習ってた内容だったから……眠い」

「…優夜が増えた」

「何か言った?」

「何々~?呼んだぁ?」

「なんでもないし呼んでないから帰れ」

「…鵺が冷たい」

「鵺野、今のはどうかと」

「…はぁ」

「何故溜息ッ!?ねぇ、君チャン、アタシ何かした?」

「いゃ、櫟チャンは何もしてないよ。鵺野が自分に呆れてるだ……」
「……ゴッ!」

「……本の角で殴打するのはどうかと思うんだ」

「…黙れ」

「櫟チャン、鵺野が冷たい」

「君チャン、諦めよう。鵺は元からこんなのだ」

「…そっか。って、綿雨さんは?」

「ぁー、綿チャンならあそこ」

「…たかってるな」

「見えないね」

「綿チャン無表情だけど可愛いもんねぇ」

「…そういえば、君那と綿雨はなにか接点があるのか?同じ日に転校してくるなんて珍しいが」

「実は………全く接点無し。昨日が初対面、昨日からあんな感じ。夜嫌われてんのかって考え込んだ」

「…最後は聞き流すが。そうなのか」

「…鵺、鬼畜」

「鵺野は独裁者だぁ!」

「………」

「華麗な無視ッ!?君チャンドンマイッ!……って何故に無表情?アレカ。鵺のSっ気に鈍引きしたか」

「ぇ?ぁ、ぃゃぃゃなんでも無いよ。チョイト眠気がピーク。ぃゃ、ってか寝るッ!…zzZ」

「……寝たよ」

「ほっとけ」
≪黄昏れ夢心地≫
彼にとって…

彼女にとって…

人生で最大の不幸とは、

単なる人間だったことだろう。

もし彼が人で無ければ、いくらでも嘆き壊れることができたのに。

もし彼女が人でなければ、その身の感情を押さえ込まず狂うことができたのに。

ただ彼は…

ただ彼女は…

それを知ってまで人間として生きて行くことを決めた。

「科学者は人間じゃない」

これは誰の言葉だったろうか。

彼や彼女がこの言葉を知っていたら、科学者を目指しただろうか。

敢えて、私は此処に綴る。

私は……







彼の……







彼女の………















両親を殺した、と。
≪黄昏れ夢心地≫
「チワー、先生、日直ですけど、用事は無いですねッ!ジャッ!」

「………優夜。昼休み生徒指導室な。」

「何故ッ!?……ってそこも首肯しないッ!ハッ!?まさか教師と言う立場を利用して……」

「………」

「……あのー、先生?今、さりげなーく私の評価を下げませんでした?」

「でだな、鵺野。今日の日直の仕事は…」

「はぃ、スルー!…私、こんなのバッカ」

「自業自得だ。」

「あぁッ!話し掛けてくれてアリガトゥッ!大好きだよ、ぬ…」

「で、何でしょう、先生」

「………グスン」

「今日、転校生が二人ウチのクラスに来るんだ。で、学校の案内をお願いしたくてだな」

「分かりました。……嘘泣きは良いから行くぞ」

「……ハィ」

「……行ったか。全く、鵺野が居なかったらどうなってるんだか。…ぉ。」

「おはようございます、先生」

「おはよーッス」

「…………」

「先生?」

「あれ?ドッタノ?来ましたよ?」

「ぁ、ぃゃ。……君梛。違い過ぎないか?昨日は……」

「あぁ。……上辺だけでも繕わないとどうしようもないじゃないですか」

「………いつもどうりか。で、今日からウチのクラスで過ごすってことで、良いんだよな?」

「はい。」

「そっすよー」

「ジャァ、朝のショートで自己紹介。その後はクラス委員が学校を案内してくれるから。」

「分かりました。」

「リョーカイッス」
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