忍者ブログ
君想う声とわたがし が連携して書く小説と、 各自の小説を載せていくブログ★
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

あの樹の下で 2
美波と耕介はつきあっている。
そのことは次の会話からもわかるだろう。
「こう、今日さぁ・・・」
「誕生日だろ?わかってるって」
「ぁ。。そう?よかったぁ。んじゃ、プレゼント!」
「まて、いいからまて。そんな悲しそうな目で俺を見るな」
・・・・・。もうちょぃ、見てみよう。
「今すぐに用意できるわけないだろ?」
「でも、誕生日・・・」
「わかった。。わかったから、そんな目で見るなって。あれだ、今日メール送れ。そしたら、あの木下でプレゼントしてやる。いいな?」
「・・・・・わかった
「おし!じゃぁ、俺こっちだから、またな」
「ゃ、約束だからね!」
「ぉぅ」
・・・・・・ふぅ。どうでしょうこのラヴラヴっぷりは!(ぃゃぁ、あせった)




ナカガキ。。。
更新がものすごく遅れ、自分でも何かいてたかわからなくなってたorz
ナレーター、チネょ(爆ww
あと7回くらいで簡潔かな?
それまでよろしくネww
PR
あの樹の下で 1
「っと、やべぇ!うぁ、完璧な遅刻だわ」
自分を起こしてくれなかった恨みと共に目覚まし時計を壁に向けてぶん投げて、神路耕介はセカセカと着替えをしていた。

今日は新入生の入学式及びに始業式である。
常識人ならば、私情がない限りは決して遅れることはないのだが・・・。
耕介は見事に寝坊した。
その上、ちゃんとなったにもかかわらず目覚まし時計にやつあたりまでした。
「とにかく飯はいらん!」
誰に言うでもなく叫んで、全力疾走で通っている道原高校へと走り出した。
通行人のめが非常にいたたまれない。
なんせ、始業式の日に5時間の遅刻だ。
とっくに昼は過ぎ午後のオリエンテーションが始まってしまっているころだろう。

ようやく学校に着くと、耕介はすぐさま職員室に向かった。
「えーと、俺の担任はっと」
職員室の前で先生の居る場所を確認していると後ろから声がかけられた。
「オハヨー、こう。相変わらず大そうなご身分で」
皮肉の意もこめられた挨拶に、耕介は振り返りながら言う。
「ぁ~、ったくうっせぇな。目覚ましが壊れてたんだよ」
ぃゃ、まて。時計は完璧に動いていた。壊れてるならお前の頭だろう。
そんな突っ込みはさておき、その言い訳を聞いた女子生徒は、
「ふ~ん。まぁ、そういうことにしとくわ。あ、あたしたちの担任は綿ピョンだから」
「妙なあだ名つけんなよ。綿原って教室?」
「ん。そうだよ呼んでこよっか?」
「ぃゃ、ぃぃ。この状況で呼び出したら殴られかねない」
「あはは、それもそうだね。じゃぁ、がんばって、おね坊さん」
「美波。おまえなぁ」
美波とよばれた生徒は笑いながら走って行ってしまった。

偽善な救世主 Ⅷ
「今なら答えてくれるかな?」
《何を?》
そういう楓の顔には先ほどの畏怖は見て取れない。
「なんで、あの時相談してくれなかったのか」
《あぁ、あれね。あれは、私自身で解決したかったの》
「え?」
《ほら、いつも迷惑かけてばっかりだったでしょ?だから、あれぐらいは君を心配させないでおこうって》
「で、でもそれじゃぁなんで!」
《君にはわからないよって言ったかって?》
言葉を先に奪われて口ごもる。
《あれは、なんでしょうね?言い訳でもないし八つ当たりでもない。そうね、私、切羽詰ってたのよ》
「それだけ?」
《そうよ。・・・・・・あれ、もう逝かなくちゃならないみたいね》
「そんな!!」
《大丈夫。君は私が居なくてもどうにかなるわ。頑張らないとなのはなのは私のほうね》
彼女の姿はゆっくりと掻き消えていった。

*     *      *      *      *

「只今戻りました、ヤハウェ様」
「おぉ、ミハエル、ぃゃ、今は燈真だったか。よくぞ戻った。で、相手のほうは?」
「クスクス、ミハエルでいいですよ。彼のほうは問題なしです」
「そうか。それにしてもお前の考えはいささか度が過ぎていたのではないか?」
「恐縮です。しかし、こうもうまくいったのですから、いいじゃないですか」
「ぅぅむ。しかしなぁ。死者を操って、人間を騙すとは。天使としていかがな物か」
「ヤハウェ様は相変わらず頭が固いですネェ」
「まぁ、しょうがないのぅ。特に火が会いにあったものもおらんようだし。よしとするか」
「では、私はこれで」
そういってミハエルは席を外す。
「ふむ、偽善者とはまさにあいつのことじゃな。天使が悪魔のふりをするなど、前代未聞じゃわ」

                      by kimiomo




いやぁ、久しぶりの更新ww
そして長編完結ww
ぐだぐだなストーリー転換だったけど読んでくれた人は理解できたかな?ww
日々精進、んでもってもっといいものをww
偽善な救世主 Ⅶ
その日は雨が降っていた。
しとしとと降り注ぐそれは、そのときの俺の心の中を表して居たのかもしれない。
目の前には、一人の少女。
一歩進めば楽々と死ねる。
そして後ろには、たくさんのクラスメイト。
そのときだけは自分がどうしたらいいか理解できなかった。
何故?
そう問いかけると彼女は悲しく微笑んだ。
そして、君にはわからないよね。
そう言って、彼女は宙に身を投げ出したのだ。
後からきずいた。
彼女は俺が仲良くしていたクラスメイトいじめられていたのだ。
陰口というレベルではない。
一歩間違えれば殺していたほどのいじめだったそうだ。
だが、俺は真実を知った後もそいつらと普通に接していた。
そう、まるで彼らを罪から救出するように。

偽善者。

その言葉が心に刺さる。
あの時もし彼らに反論していたら。
こんなことにはならなかったのかもしれない。
もぅ、後にはもどれない。

「・・・あのさ、・・・その、どうしたら許してくれるかな?」
『私は、お前を許さ・・・』
《もぅ、怒ってなんかないよ》
「!?」
「ぉゃ、これは驚きましたネェ。まだ理性が残っているのですか」
「お前!」
「クスクス、これでは仕方がありません。私は引かせてもらいましょうか。」
「まて!」
《いいのよ。全部あたしが悪いの》
「・・・楓」
久しぶりに彼女の名前を呼んだ気がした。
偽善な救世主 Ⅵ
少女はすでに人間として確立されてはいなかった。
服は着ず、体のあちこちは傷だらけで何より、片方の目はそこに初めからなかったようにぽっかりと穴が開いていた。
「ぅ、ぅわぁあああ!!」
「クスクス、、何を怖がっているのです?偽善者さん?」
そこで、違和感の理由に気がついた。
どの記憶を浚ってもこいつが居ないのだ。
「お前は、クラスメイトじゃ・・・」
「もしかして信じてたんですか?アハハ、あなたは本当に愉快ですね」
『偽善者、あたしを殺した。許さない』
頭に響く声が聞こえてくる。
「あ、あれはしょうがなかったんだ!!ほかに、どうすることもできなかった!」
「それはあなたのいいわけでしょう?あの時、彼女を助けられたのはあなた一人だけだった」
「それは・・・」
「ならもう一度再現して見せましょうか?あなたが救世主ぶって、この一人の少女を見殺しにしたところを」
「!?やめろ!!」
「クスクス、惨めですね。あの頃はさも自分が正しいと言っていたというのに」
「もうやめてくれ!許してくれ」
「ぁら、それはできませんよ。私たち死神は、死者の恨みを晴らさなければいけないのですから」
「どうすれば、いいんだ?」
「それは本人に聞いてみてください」
燈真、いや、冷酷な死神は死を宣告するような冷たい言葉でそう告げた。
 1 2 3 4 
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
フリーエリア
最新コメント
[02/19 わたがし]
[02/18 わたがし]
[02/11 わたがし]
[01/13 わたがし]
[08/26 わたがし]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
君想う声とわたがし
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
忍者ブログ  [PR]