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君想う声とわたがし が連携して書く小説と、 各自の小説を載せていくブログ★
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偽善な救世主 Ⅵ
少女はすでに人間として確立されてはいなかった。
服は着ず、体のあちこちは傷だらけで何より、片方の目はそこに初めからなかったようにぽっかりと穴が開いていた。
「ぅ、ぅわぁあああ!!」
「クスクス、、何を怖がっているのです?偽善者さん?」
そこで、違和感の理由に気がついた。
どの記憶を浚ってもこいつが居ないのだ。
「お前は、クラスメイトじゃ・・・」
「もしかして信じてたんですか?アハハ、あなたは本当に愉快ですね」
『偽善者、あたしを殺した。許さない』
頭に響く声が聞こえてくる。
「あ、あれはしょうがなかったんだ!!ほかに、どうすることもできなかった!」
「それはあなたのいいわけでしょう?あの時、彼女を助けられたのはあなた一人だけだった」
「それは・・・」
「ならもう一度再現して見せましょうか?あなたが救世主ぶって、この一人の少女を見殺しにしたところを」
「!?やめろ!!」
「クスクス、惨めですね。あの頃はさも自分が正しいと言っていたというのに」
「もうやめてくれ!許してくれ」
「ぁら、それはできませんよ。私たち死神は、死者の恨みを晴らさなければいけないのですから」
「どうすれば、いいんだ?」
「それは本人に聞いてみてください」
燈真、いや、冷酷な死神は死を宣告するような冷たい言葉でそう告げた。
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